孫 子

七、軍 争

民の耳目を(いつ)にする

 古来から兵法書にあるように、「大勢の兵士を統率するには言葉では聞こえず伝わらない。だから太鼓や鐘を使う。遠くからでは見えないから軍旗を使う。」太鼓や鐘、軍旗というものは大勢の兵士の耳目を一つにするためのものである。これにより大軍を統一し、勇猛な兵士が独走することなく、臆病な兵士が独り逃げ出すことが出来なくする。これが大勢の人間を統率する秘訣である。だから、夜戦には多くの松明やかがり火、鼓鐘を用い、昼には軍旗を多く用い命令を伝える。これによって敵の士気を奪い、敵将の心理を撹乱できるのだ。
 












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